先日結婚20周年を迎え、夫婦二人でお寿司を食べに行ってきました。
普段はなかなか出来ない夜のお出かけなので、食事の後はフレッシュフルーツを使ったカクテルを出してくれるおしゃれなバーでゆっくり大人の時間を楽しみました。
「20年間ありがとう。これからもよろしくね。」と素敵な時間をプレゼントしてもらった数日後…
さっそく朝からガチのぶつかり合いが繰り広げられていました。笑
原因は子育てについて。
私が思っていることを伝えると「それは俺が悪いということか?」と言い出す主人。
もー!いつまでそんなこと言ってるの!?
「あなたを責めているわけじゃない。どちらが悪いとかそんな話じゃないの!父親と母親は役割が違うって話をしてるの!」
「分かった!それ以上言うな!気分悪い!」
うちの主人は怒ると本当に怖いんです。
だから以前は彼が怒ることは言わないようにしてきました。
それが夫婦が仲良く、うまくいく秘訣だと思っていたから。
でも違う。
そんなの上っ面夫婦に過ぎない。
そんな関係じゃ私も主人も本当の自分を生きることなんて出来ないし、しんどいことがあるたびに別の人生もあったんじゃないかって思いながら生きることになる。
4年前に「仕事なんてやめて掃除しろ」と言われてから丁寧に一つ一つ自分の気持ちを感じ、夫婦関係を見つめ直し、自分を偽ることなく彼に伝えるようになりました。
それは彼を激昂させることもしばしば…笑
でも気づいたんです。
彼が怒り、感情をむき出しにすればするほど、殻が剥けて本当の彼が表に現れてくることに。
そして「彼自身も触れたくない、人からも触れられたくない部分に矢を突き刺せるのは私しかいない」ということにも。
その矢が攻撃の矢なら、彼はさらに傷つき、自分を閉ざし、私のことも激しく攻撃してくることでしょう。
でもその矢が愛の矢なら、封じ込めてられていた感情が溢れだし、一旦は暴れだすけれど、最後にはちゃんと本当の自分を取り戻すことができる。
押し込めていた感情を解放することで本当の自分を生きられるようになる。
怒らせることを承知の上で彼に愛の矢を撃つことが出来るのは世界で私しかいない。
そう気づいた時、本気で彼の心臓をめがけて矢を撃とうと覚悟を決めたのです。
それと同時に、私自身の心をこれほどまでに苛立たせ、苦しませるのも彼しかないことにも気づきました。
そうか、だから私たちは夫婦になったんだ。
相性がいいから、好きだから、尊敬するから…もちろんそれもあるのだろうけど、彼じゃなきゃ私が「私」を生きることはできなかった。
そして彼もまた、私を通して本当の自分を生きることが出来る。
だからこれからも何度怒らせるとしても、私は彼の目を見て伝え続ける。
その場しのぎの夫婦関係なんてもういらない。
いくつもの殻を脱いで、本当の彼を生きてほしいと願うから。
そんな彼と生きていくことは私にとっても喜びでしかないはずだから。
そしてね、昔は一度機嫌を損ねると1ヶ月ぐらい怖い顔をして過ごしていた彼が今ではその日のうちに話の本質に気づき、夜にはちゃんと落ち着いて気づいたことを話し合えるくらい安定した夫婦関係になってきました。
結婚20年。
離婚の危機も3回もあったし波乱万丈な人生だったけど、今は本当に安心と信頼に包まれた心地よい夫婦関係になってきたなぁーとしみじみ嬉しくなります。
これから10年後、20年の私たちがますます楽しみです♡
2015年、主人から「仕事なんて辞めて掃除しろ」と言われ、離婚の危機に立たされます。
その状況を抜け出すべく、嫌いだった掃除と向き合っていくうちに本来の衣食住の意味や
暮らしの在り方、物事の成り立ちなどに気づいていきました。
2022年、ある出会いによって、その気づきは「日本人のDNAの目覚め」であったことが分かり、
生きとし生けるものが幸せに暮らす大和の智慧を、日々の暮らしに取り戻す「やまとごころ講座」をお伝えしています。