おうちレッスンはその名前からして「おうちを綺麗にするレッスン」だと思っている方がとても多いです。
実際、掃除や物の整理、収納、システム化など家を整えるということもやっていくので、家をピカピカに居心地よくすることが目的だと勘違いされやすいのでしょうね。
でも、違います。
おうちレッスンの目的は「自分の内のお掃除」です。
家を掃除するというのは、自分の内側の掃除をする手段の一つにすぎません。
掃除したって、家をピカピカにしたって、自分の内側に目を向けていないならなんの意味もないのです。
夫婦関係がうまくいっていない人がいました。
いつも些細なことで言い合いになり、険悪なムードになるけれど、時間が経つとなんとなくおさまっていくから毎回ちゃんと話し合うことなく終わってしまうと。
これ、ありがちじゃないですか?
これを繰り返していくと、だんだん自分の本音すら見えなくなっていきます。
実際、彼女に「ちゃんと自分の思っていることをご主人に伝えて話し合って」と言うと「自分の思っていることが分からないし、どう伝えたらいいのかも分からない」と返事が返ってきました。
自分が何を感じているのかに向き合わず、見て見ぬふりをした感情は、どんどん自分の内側にある見えないバケツに溜まっていきます。
で、そのバケツが溜まっていくと当然重たくて生き辛いし、オーラは淀むし、見た目もどんよりするし、自分の内側にあるものと同じエネルギーのものを引き寄せるからドロドロネガティブな状況や人間関係がやってくるのです。
嫌すぎるよねー!
おうちレッスンでする本当のお掃除はこのバケツのお掃除です。
家は間接的にバケツの中に詰まっているものを見せてくれているだけ。
家をピカピカにしたからって、バケツが綺麗になるわけでも、夫婦関係が良くなるわけでもありません。
ちゃんと自分の内側にある見たくないバケツに手を突っ込んでお掃除するからこそ、家も整い、夫婦関係も変わっていくのです。
お掃除に終わりがないように、生きている限りバケツが空になることはないけれど、汚れを溜め込まず日々バケツの中の自分と向き合っていくことで自分を輝かせ軽やかに生きていくことができるようになっていきます。
あなたのバケツは今どんな感じですか?
見て見ぬふりをせず、ぜひバケツ掃除してみてくださいね。
2015年、主人から「仕事なんて辞めて掃除しろ」と言われ、離婚の危機に立たされます。
その状況を抜け出すべく、嫌いだった掃除と向き合っていくうちに本来の衣食住の意味や
暮らしの在り方、物事の成り立ちなどに気づいていきました。
2022年、ある出会いによって、その気づきは「日本人のDNAの目覚め」であったことが分かり、
生きとし生けるものが幸せに暮らす大和の智慧を、日々の暮らしに取り戻す「やまとごころ講座」をお伝えしています。