先日は芦屋のベーシックコース(おうち編)の2回目でした。
前回のブログで「もやもやを吐き出して」と書いてから、皆さんレッスンやグループトークでもやもやをいっぱい吐き出してくれています。
目次
子供たちにイライラしながら掃除や片づけなんてしなくていい
その中で今一番出てきているのがママたちのモヤモヤ!!
「課題をやりたいと思っているのに、掃除したり片付けたりしてるそばから子供たちが引っ掻き回すんです。
やるなって言ってることばっかりをやるし、一日中いらいらしてる自分がいる。」
なかには「鬼のように怒ってしまって、泣きわめく子供たちを見て、いったい私は何をやってるんだろうって、もうこっちが泣きたくなって…」
1~3歳ぐらいの子育てママさんたちは特にそうなりがちです。
レッスンでは、掃除や整理を通して家を整えることをお伝えしています。
それは何のためにするのか?
何度も言いますが、家を綺麗にすることが目的ではないんです。
「すでに満たされていること」「今ある幸せ」を感じるためなんです。
だからね、そんなに必死になって、子供たちにイライラしながら掃除や片づけなんてしなくていいんです。
そして、どうしてイライラしてるのかな?って感じてみてください。
みんなの話を聞いていて私が一番感じるのはとにかくゆっくり休んで!ゆっくり寝て!ってこと。
ゆっくり休めてなくて、眠れてなくて、おまけに家事も子育ても全部一人で抱えていて…とにかく疲労しきってる。
体に余裕がないから、当然心にもゆとりが持てなくてイライラ…
まず一番はここだと思います。
心が緩まないとね、(つまり体が緩まないと)感じれないのですよ、今ある幸せを。
本来子育ては一人でするものではありません。
そもそも子育てって一人でするものでも、一人で出来るものでもありません。
女性たちがなぜコミュニティを作る性質があるのか?
それはみんなで子育てをするためです。
産後しばらくは母体には休息が絶対必要ですから、母にしかできないこと…つまり授乳以外はみんなが協力する。
ミルクのない時代はお母さんのお乳の出が悪いと子供の命に関わるので、よく出る人が代わりに授乳したり、女性たちはみんなで力を合わせてリスクを減らし、一つ一つの命を大切に繋いできているのですよね。
子供を産み、育てることは一人ではできない。
だから女性たちはコミュニティを作って命を繋いできたのです。
でも今はママたちを支えていたはずの上の世代の女性たちが自分たちの楽しみを優先し、本来の大切な役割が何だったのか忘れていたりもするので
今のママたちは家事も育児も全部一人で抱え込んでしまっている人も少なくありません。
体も心も疲れ切って、イライラして、可愛いはずの子供にきつく当たって自己嫌悪…になってしまうのは、私も経験上すごーくよくわかります!
なんど母親失格だと自分を責めたことか。
でも、本来子育てって一人でするものではないので、ぜひ周りにどんどん甘えて頼ってください。
お母さんでもいい、お姑さんでもいい、姉妹や、友達や、ご近所さんや…ベビーシッターさんや保育施設でもいいんです。
人に預けることに対してこみ上げてくる不安・モヤモヤの理由は?
「そうはいっても、周りも理解がないし、私自身も甘えられないから困ってるのー!!」というのも分かります。
周りの理解は自分でコントロールできることではありませんが、実はこれも「私の在り方」が変わることで変わっていきます。
先に人を変えようとするのではなく、しっかり自分の在り方の土台を作ること(自分とのパートナーシップ)に集中しましょう。
そしてすぐには周りの理解が得られないとしても、まずは出来る範囲で他人の手を借りるということをしてみてください。
自分の時間を持つために子供を預けるとなると急に不安やモヤモヤを感じる人もいるかもしれませんね。
そのモヤモヤ感じてる気持ちは何?
「自分の時間を持つために子供を預けるのは母親として罪悪感を感じる」
「大切なはずのわが子を邪魔者扱いしてる自分を受け入れたくない」
「○○に預けると私がしてほしくないことをしたり、言ったりするからいや」
「ベビーシッターや保育所はお金がかかる。本来母親の仕事なのに、しかも専業主婦なのに、お金を払ってそんなこと頼むなんて…
(罪悪感を感じる、もったいないと思う、主人の目が怖い…など)」
そんなもやもやの中にあなたの思い込みや価値観が隠れています。
レッスンでは家事を通してそれを見つけて手放していくのですが、ママたちには子供たちが教えてくれているのですね。
今不安やモヤモヤを感じさせているその価値観。
それを手放すことで本来の自分に戻っていきます。
家をピカピカにできなかったらレッスンを受けてる意味がない?
「私は掃除したいのに、片付けたいのに、この子たちが邪魔をする」って思い通りにならないことにイライラするなら、お掃除は一旦手放しましょう。
だって、目的は今ある幸せを感じることだもの。
え、それじゃレッスン受けてる意味がない?
いいえ、そんなことはありません。
レッスンでは「あなたが幸せを感じるために、手放すものが何なのか」を家を通して見ていきます。
ママたちには子供たちが「家じゃなくて!!私たちを通して見て!!」って言ってるだけ。
目の前で彼らが主張しているのだとしたら、あなたが探してるものは家より先にそこにあるってこと。
だから、彼らを通して見つけていってくださいね。
じゃあ、レッスンでやってることはどうなるの??
子供たちが24時間ママにべったりなのはほんの限られた期間です。
子供たちが幼稚園に行ったりして、一人の時間が持てるようになったとき、「わー自由になったー!」っていきなり外の世界へ飛び出すんじゃなくて、
その時こそあなた自身と家族の土台である家の中をしっかり整えてほしいなと思うのです。
その土台なくして、何かを始めても、周りや偽りの理想に振り回されて自分自身が抜け殻になってしまうから。
子供たちがべったりで家と向き合えないときは、レッスン①でお伝えしている3分で終わる一カ所おうち瞑想だけ続けてください。
小さな子がいても、3分ならできそうでしょ?
毎日たった3分だけど、その意識がもたらす影響は果てしなく大きいのです。
(あなたが成果を手放し、緩めば緩むほどその影響は大きくなります)
そして今はその一カ所以外がぐちゃぐちゃでもね、ママが小さな幸せを感じて笑顔でさえいれば、家全体が最強のパワースポットになります。
あなたが「喜んでそこに存在している」っていうことは、それくらいすごいことなんです。
そして、逆に家じゅうがピカピカきれいでも、あなたが「不足感を感じてイライラして存在している」と家全体の氣を枯らし、家族のエネルギーをどんどん奪っていってしまいます。
わかりますか?
ピカピカの家が整った家なのではなくて、あなたが喜んで存在することが家を整えることであり、家をパワースポットにすることなんです。
それでも今は、いっぱい、いっぱい苦しい感情も涙も出てきますね。
いい子ちゃんになる必要なんてないので、どんどん出していってくださいね。
私がお伝えすることにもどんどん反発していいんです。そして、ぶつけていいんですよ。
どんなあなたもまるごと愛されているのだから。
あなたが本来のあなたを生きることを心から願っています。
2015年、主人から「仕事なんて辞めて掃除しろ」と言われ、離婚の危機に立たされます。
その状況を抜け出すべく、嫌いだった掃除と向き合っていくうちに本来の衣食住の意味や
暮らしの在り方、物事の成り立ちなどに気づいていきました。
2022年、ある出会いによって、その気づきは「日本人のDNAの目覚め」であったことが分かり、
生きとし生けるものが幸せに暮らす大和の智慧を、日々の暮らしに取り戻す「やまとごころ講座」をお伝えしています。