実は、祖母の危篤の一報が届いた一週間後には
淡路島で1泊2日のリトリートを主催することになっていました。
直前までずっと元気だと聞いていたので、
あまりに急な体調の変化にびっくりしつつ、
もしかしておばあちゃんが旅立つタイミングとリトリートが重なるかも??
じゃあ、リトリートは中止??
いや、私抜きでやってもらう??
もし、おばあちゃんが回復したとしても、私はちゃんと主催できるんだろうか??
気になって集中できないんじゃないかな??
それはもう一瞬でいろんな思いがよぎったけれど
「いや。すべてのことが一番ふさわしいタイミングで起こっている。
そこは私が思い悩むところじゃない。
今に集中しよう。
今はおばあちゃんに集中するとき!!」
と心の舵を取り直して、しっかり今目の前の命と向き合い、祖母を看取ったら
お通夜、葬儀を終えた翌日からリトリートという
完璧すぎる流れとなったのです。
でもこのリトリート、「性」をテーマにしたリトリートで
私が主催するイベントにしては珍しく男性も参加することになっていたので
申し込みはしたものの、
「まだキャンセルできますか?」
「日が近づくにつれて怖さが出てきて・・行けるかどうかわからない」
「いろいろ不安です」
とみんなからメッセージが届くんです。
うんうん、そうだよね、怖いよね。
私が伝える「性」は命のエネルギーのこと。
男女のエロスはその一部にすぎません。
祖母の死を通して、その命のエネルギーを感じたばかりの私は
今だからこそ体感としてみんなに伝えられるものがあると確信していました。
一人一人にメッセージも返し、
最終的には申し込んでくれた誰一人欠けることなく、
またギリギリまで悩んでいた人も「今の真理さんだから」と参加してくれることになりました。
ところがー!
祖母が亡くなった当日、つまりリトリートの4日前になって
頼んでいたはずの夕食のケータリングが最後まで予約できていなかったとスタッフから報告が!!
ほんと次から次へといろんなことが起こるなー
でももうここまでくるとだんだん肝も座ってきてて・・笑
「大丈夫!!せっかく素敵なテラスがあるんだから、バーベキューにしよう!
その方がより良い場になるってことだわ!」
そう、もともと、ラ・テラスと名がつくくらい、海も見える素敵なテラスがあって、
季節も最高だし、バーベキューは最高だなと思っていたんです。
でもね、ワークの時間をたっぷり取りたいから食事の準備の時間は節約しようとケータリングにしたんです。
それって頭で考えたスケジュール。
「こうしたほうが効率的でしょ」って。
だけど、意図せずやって来る宇宙からの提案は
「バーベキューにしたらすべてがより良くなるよ」
ですよねー!
16人分の買い出し行かないといけないけどねー!
食材の下準備も結構あるけどねー!
先日までお通夜や葬儀や色々詰まってるけどねー!
ワークの準備もまだ全然終わってないけどねー!
それでも、絶対上手く回る気しかしない。
そう思っていたらお通夜や葬儀の合間にちょうど買い物に行く時間ができたり
下準備もさくさくと進み・・
気がついたら「わ、全部できた!!」
普通に考えたら絶対時間足りないでしょ。
無理でしょっていう状況だったにも関わらず
「あれ、まだこんな時間?」ってことが何度も起こって
結局すべてがばっちり、
心がそわそわしたり、焦ることなく
集中しておばあちゃんも見送れたし、
リトリートの準備も気がついたら終わってた。
不思議な体験。
見えない世界がどんなふうに動いているのか
見えない世界からの応援をどうすれば受け取ることができるのか
より深く感じ、理解できた気がします。
そしてリトリートもさらに素晴らしかった・・!
続く・・
2015年、主人から「仕事なんて辞めて掃除しろ」と言われ、離婚の危機に立たされます。
その状況を抜け出すべく、嫌いだった掃除と向き合っていくうちに本来の衣食住の意味や
暮らしの在り方、物事の成り立ちなどに気づいていきました。
2022年、ある出会いによって、その気づきは「日本人のDNAの目覚め」であったことが分かり、
生きとし生けるものが幸せに暮らす大和の智慧を、日々の暮らしに取り戻す「やまとごころ講座」をお伝えしています。