昨日は二層式洗濯機を使うようになって「めんどくさい」が「幸福感」に変わっていくという話をしました。
すぐに「めんどくさい」という言葉が出てくる超ズボラな私ですが、この冬、まためんどくさいことを始めています。
それはずっと憧れていた火鉢生活。
ようやくイメージ通りの古い欅の火鉢テーブルを骨董品で見つけてお迎えしました。
この火鉢を迎えるにあたって、炭を入れるためにお茶箱の張替えもしました。
リビングで使っていたときは脚もつけて洋風だったけど、
和室に置くので和風にリメイク。
実はこれ、おばあちゃんの着物を解いて張り替えたもの。
タッセルは帯締めを使いました。
目に入るたびにおばあちゃんを思い出して嬉しくなる。
ほとんど使っていなかった和室だけど、あっという間に大好きなものに囲まれた癒し空間が完成♪
ま、実際は障子は猫たちにびりびりに破られているし、畳も引っかき傷だらけなんですけどね。
猫たちも私の癒しだし、可愛いからそこは目をつぶろう。
食事をしたり
猫とお餅が焼けるのをゆっくり眺めたり
炭火にあたりながらライアーを奏でたり
何も予定がない日は炭を継ぎ足しながら、気がついたらここで一日中過ごしています。
「あ〜、しあわせ♡」って言いながら。
朝は七輪を使って炭の火起こしから始まります。
15分くらいかなー。そこから炭を火鉢にくべていきます。
暖房ならボタンをピッと押すだけですぐ暖まるけど、火起こしには手間と時間が必要。
でも火の様子を見ながら炭を順番にくべていくのがとても楽しく、新しい炭に火がうつってパチパチいう音がなんとも幸せで、時間を忘れて魅入ってしまうのです。
私たちはいつの間にか、なんでも「早く」「手間をかけずに」「効率よく」と生きてきて、そうしたら今より楽しいことがたくさんできて、幸せになったり、豊かになるんだって思ってたのかもしれません。
実際便利な家電がいっぱいできて、女性たちはどんどん家をあけて楽しい時間を過ごせるようになったのも事実。
それも素晴らしいことだと思うし、私も外で楽しい時間を過ごすのも大好き♡
でも日々の暮らしの中のちょっと面倒だなと思うことにこそ本当の豊かさや幸せが隠れていて、シンプルに暮らすほどに満たされていくのだなぁと感じている今日この頃です。
内が満たされているからこそ、外の世界は輝く。
来年はさらにどんどん手放し、もっとシンプルに、軽やかに。
生き方も、暮らしを見直していこうと思います。
2015年、主人から「仕事なんて辞めて掃除しろ」と言われ、離婚の危機に立たされます。
その状況を抜け出すべく、嫌いだった掃除と向き合っていくうちに本来の衣食住の意味や
暮らしの在り方、物事の成り立ちなどに気づいていきました。
2022年、ある出会いによって、その気づきは「日本人のDNAの目覚め」であったことが分かり、
生きとし生けるものが幸せに暮らす大和の智慧を、日々の暮らしに取り戻す「やまとごころ講座」をお伝えしています。