青山真理 公式ブログ

主人からの愛の告白

遅ればせながら、今日からようやく学校が始まりました!

息子たちも中学生や高校生になって春休み中もそれぞれのペースで過ごしているのですが

朝のお弁当作りがないせいか、毎年一緒になってのーんびりお休みを楽しんでしまう母であります。

息子たちが久しぶりに朝早く学校に出かけたそんな朝、ゆっくり起きてきた主人から「ちょっと聞いて」と熱烈な愛の告白が。笑

きっかけは予想しなかった息子の本音から

きっかけは数日前、長男が主人に自分の思いをぶちまけたことからでした。

主人はずっと息子に「お前の人生やからお前が決めろ」と言いながら、主人が望む道を選ばせようとしていました。(主人は無意識に)

いつも主人に指摘されるポイントは実際息子の努力不足な点でもあったので反論の余地なく、

毎回主人のその思惑通りに渋々「わかった。○○する」と答えていた息子でしたが

数日前、とうとう我慢できなくなって主人に本当の気持ちをぶつけました。

主人は怒るとそれはもうめちゃくちゃ怖いので、息子も言いかけようとして、でも声が震え、本当に言っていいのか不安になったようで一瞬私の方を見ました。

「大丈夫よ、思ってること、どんなことでもいいから、ちゃんと自分の言葉で伝えなさい。」と後押しすると

心を決めたように、すっと息を吸い込んで「自分で決めて自分でやるから、もうあれこれ言わないで!!お父さんに僕の気持ち分からんやろ!?お父さんと僕は違うねん!」って。

たったこれだけのことだけど、彼が父親に対してこの言葉を口にするのはどんなに勇気が必要だったかは私にはよくわかります。

主人も普段は決して刃向かうことがなかった息子が自分の本音をぶつけてきたことで、いつになく動揺し、普段ならすごい剣幕で言い負かすのですが、途中で言葉を失ってしまいました。

そのあと夫婦二人で話していると、主人は

「俺は絶対これがあいつのためやと思う。
親として出来ることは全部してやりたい。
親の助けがないとまだあいつだけでは出来ないやろ。

あなたは本当にあいつの選択に任せていいんか?
それで本当に後悔しないのか?」

私は

「私たちが彼に対してすることは今までと何も変わらないのよ。
ただね、彼の人生の舵をちゃんと彼に委ねましょうと言ってるだけ。
でないと、彼はいつまでたっても自分の人生が自分ごとにならない。
私は彼はちゃんと自分の舟を乗りこなしていけると信じてる。
沈みそうになることもあるかもしれない。
実際沈んじゃうかもしれない。
でもその時はそっと影から見守って支えればいい。

沈むかもしれないからってあの子からあの子の舵を奪ってはいけないと思うの。

その時は頭ではわかるけど納得いかない感じの主人でしたが、今までのように不機嫌になるというよりは自信をなくして呆然としている感じでした。

思い通りにしようとする心を手放した時に動き出す

その2日後、彼が信頼するある人に相談する機会がありました。

主人は最近、仕事でも悩んでいたことがあり、とても疲れていました。

「どうしてこんなに疲れるんでしょうね?」と聞くと

思い通りにしようとして頑張ってるけど、思い通りにならないから疲れるのだと言われました。

それを聞いてすごく納得したそうです。

そう、主人は息子だけでなく、仕事でも相手を思い通りにしたくて、そうならないことでイライラして疲れていたことに気づいたのです。

「どうにかしようとする気持ちを手放した時に いつもうまくいっていたことを思い出した」と。

これはレッスンでもよく言っているのですが、

「レッスン受けてるんだから変わらなきゃ」
「みんな変わっていってるから私も何かに気づかなきゃ」
「みんなに報告でいるくらいの成果を出さなきゃ」

って自分の力でなんとかしようと思っていると流れが止まってしまうんです。

世界

変わってもいい、変わらなくてもいいと執着を手放し、自分以外の大きな力に委ね、

ただ目の前にあることを淡々とやり続けた時に、動き出すのです。

そこに気づいた主人は、実は仕事や息子だけでなく、今までの人生の中で、私もことも何もかも全部自分の思い通りにしようと頑張って、その結果疲れ果てていたことにも気づきました。

一番心地よい場所はパートナーと一つになれる場所

その方から一つ質問をされたらしく「家の中で一番心地よいところはどこですか?」と。

その質問を聞いて家をイメージした時、一番に浮かんだのは、家の中のどこか特定の場所ではなくて、私だったそうです。

私自身が彼にとっての家そのものだと。

帰るべき場所であり、一番心地いい場所であると。

結婚するまでには親の反対など色々問題もあった私たち。

だからこそ、もっと幸せにしないと。

もっと満足させないと。

息子も一人前にさせないと。

全員満足させて、全員幸せにして、

「あなたと結婚してよかった」と思われるくらいに。

私の両親に「この男に嫁がせてよかった」と思わせて、見返せるくらいに。

もっともっと・・・それを全部自分の力でやらなくては!!と。

いくら私が今の生活で満たされているのだと、なんの不安もないのだと伝えても

彼が思い描く世界を手に入れるために、必死で頑張って、そもそもなんのためにやっているのか見失いかけていました。

でも、息子や仕事が「思い通りにしようとすればするほど、うまくいかない」のだということを教えてくれていて

そのエゴを手放した時に、主人は一番望んでいるものはもうすでにあったことに気づいたのです。

そこから、今までの人生の中でいかに私が大切だったか、どれほど私という存在に癒され、愛しているか、自分はどれだけ幸せなのかを延々と2時間にわたって話してくれたわけです。笑

あなたにとっての家はどこにありますか?

もしあなたが今、イライラしたり、疲れきっていたりするなら、それはなぜだと思いますか?

もしかすると、誰かや何かを思い通りにしようとして、思い通りにならないことでそうなってはいませんか?

主人のように、誰かを見返すことを原動力に生きてきた人にとって、そういったエゴや価値観に気づき、手放していくことは簡単なことではないかもしれません。

それらは弱い自分を守ってきた鎧だから。

その鎧を外したらまたあの時のように致命傷を負ってしまうかもしれないと思っているから。

だからこそ安心して帰れる場所、ありのままの自分で心地よくいれる場所が必要なんですよね。

あなたにとっての家はどこにありますか?

あなたが心地よいと感じる場所、帰るべき場所はわかっていますか?

母と娘

すぐに思いつかない人は、まずは住んでいる家そのものと繋がってみてください。

そこから本当の自分の家がなんなのかがわかってくると思います。

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